ヴァナディールでの生活とかいろいろ書こうかな。
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小説◇◆タイトルはまだない!◇◆4
2007-09-10 Mon 00:41
ただ歌い続ける。歌詞はない。旋律に合わせて広がる声。
永遠に響くかと思われたその歌が、その音が、ほんの少しだけ揺らいだ。
「あれは何?」
近づくとそれは物言わずにただ存在していた。
「あなたは…。」
物言わぬそれに触れてみた…。




パウッパウッ。
交差点でクラクションが鳴る。どうやら信号が変わったのに気づかないドライバー向けられた音らしく慌てて動き出す自動車を遠目に見る。

「お姉ちゃんはまたサラダだけ残して、好き嫌いはダメだっていつも言ってるでしょ。」
「そうは言っても萌、嫌いなものを無理して食べるのは逆に体に悪いと思うのよね。ほらっ見て私このナイスバディ、そしてぷるぷるのお肌。お野菜なんて食べなくとも立派に育ちますってば。」
「いつもそれだ…。」

喫茶店のオープンテラスで遅めの朝食を食べる姉妹。風が吹き二人の髪がなびく、長い黒髪の姉は右手で煩わしそうに髪を押さえる。腕につけた時計は十一時を指そうとしている。
「人工で風吹かすのは勘弁だわね。」
「そお?気持ちいいじゃない。」
短い茶髪の妹は街路樹の葉が青々と煌めくのを目を細めて見ている。地球から数えて六番目、人口五千八百万人の宇宙コロニー、六番市十二番街。通称【青葉通り】街路樹に始まり公園あり森林ありの緑溢れる地区だ。テラフォーミング(地球環境化)のモデルとして自然環境も忠実に再現されており風もふけば雨も降る。
「萌はホントに少女漫画みたいな顔してるわね。」
妹の横顔を見てしみじみ言う姉に
「今年二十歳にになろうかと女に少女まんがぁ?」向き直ると姉の鼻に当たるくらい顔を近づけて言う。こぼれそうになるコーヒーのカップを押さえながら
「褒めてるのよ、だってまつ毛は長いし目は大きいし、背低いし胸ないし。」
「後半なんか違うしぃ、私は琴月さんみたくデキル格好いい女になるの。それに最近の少女漫画は凄いんだから…。」席に戻りながら頬を膨らます妹を見てやっぱり漫画顔よね、と思いながら空、コロニーの天井の窓から見える宇宙を見上げる。
「ほら、これから乗る船が来たわよ。」
青い船体の宇宙船が宙港に近づくのを見る。大きな目を更に広げ妹は姉の目線を追う。
「あれがお父さんの作った船…。」
「そう、私たちのこれから働く所よ。」
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